降り注ぐ機械油と、きらめく金属があまりに美しい。ジリジリとした音を出し、回転しながら削り出されていく金属の歯車。その幻想的な光景にあまりにもマッチしたこのトラックは、Inner Scienceの作品だ。戯れる金属たちが放つ音と音。その隙間、一瞬の静寂を愉しむような、耽美的なアンビエント・トラックに仕上げている。この緊張と緩和こそ、工場の美である。
大きな金属製の歯車は、油をかけながらゆっくりと削っていく。奥にある金色の金属は歯車ではなく、金属を削る刃である。手前で回転する歯車を少しずつ削り、製品として完成させていく。
プラスチック製の歯車の加工の様子。上で回転しているのが製品、下で回転しているのが製品を削り出す刃である。互いが回転することにより、徐々に歯車に溝を掘っていく。
内側に歯のある歯車は、切削器具を上下させながら歯を削り出していく。画面に見切れている大きな円柱状の金属が製品、上下している器具がそれを削る刃である。
完成した歯車は様々なところで活躍している。この写真の歯車は自動ドアの開閉する機構に組み込まれているそうだ。
1974年創業の東京都大田区にある総勢3名の町工場。平歯車やハスバ歯車、内歯車のカップリングやスパイラルベベルギヤ等の各種歯車の切削加工が専門だが、材料から熱処理、研磨、歯研、ねじ研などの全加工、複合旋盤機にて旋盤、フライスの同時加工まで手がける。 また図面のない修理、復元が必要な歯車部品も、測定し製作する技術を持つ。 確かな技術と妥協しない製品づくりから「東京マイスター」「大田の工匠」に選出される。
西村尚美によるソロ・ユニット。透明できらびやかな音色と、振り幅の広いリズムを操り、色彩豊かで独特な世界観のインストゥルメンタル/エレクトロニック・ミュージックを産み出す。没入感あふれるライブと、様々な楽曲を大胆に紡ぐスタイルのDJプレイを各地で展開中。サウンドコラージュ集の二作目「Assembles 5-8」を2015年に、オリジナル楽曲によるデジタル・シングル「Single Compression 1」、「2」とアンビエント・ミュージック集の新作「Ambient Throb」を2016年にそれぞれリリース。
1979年北海道網走市生まれ。1999年に世田谷ハートビートレコーディングスタジオでエンジニアとしてのキャリアをスタート。2009年にフリーランス。現在は京都を拠点に、レコーディングミキシングエンジニア、ライブPA、マスタリングと、柔軟かつ多角的にアーティストと関わる。
1987生まれ。神戸出身。日本大学芸術学部写真学科卒。2011株式会社アマナ入社。2014フリーランス。
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。映像ディレクター/デザイナー/プランナーとして活動。
WEB・映像制作会社。 高校の部活が一番輝いていたと自称する創業者2名が、 放課後に同じ目的を持った人間が自然と人が集まる「部室」という特殊な空間を再現すべく、日々奮闘中。 アイコンの女の子はマネージャー兼広報のえみるちゃん。