小松ばね工業 ×
DJ TASAKA
komatsu bane
超イルな、大田区パトリオットなエレクトロ・テック・ファンク。ばね製造時の複雑な音を扱った楽曲である。映像は従業員が撮影したもので、レーベル設立のきっかけとなった。
INDUSTRIAL JPは、
日本の町工場をレーベル化するプロジェクトです。
主役は、日本のテクノロジーを支える
高い技術力を持った町工場。
その美しく、緻密な製造過程から生み出される
音と映像を、
気鋭のトラックメーカーが
リミックスし、作品化していきます。
最先端のテクノロジーとミュージックが
シンクロする快感をぜひ体感してください。
超イルな、大田区パトリオットなエレクトロ・テック・ファンク。ばね製造時の複雑な音を扱った楽曲である。映像は従業員が撮影したもので、レーベル設立のきっかけとなった。
1日約40万本ものねじが絶えず製造されている。鳴り響く無個性なビートを煌びやかなテック・トラックに再構築した。リアル・アーバン・インダストリアル・ポップチューンだ。
何十トンもの力で金属板をプレスし折り曲げる瞬間の、地響きのような音を立体的な音響でトラックに封印した。揺らめきや彩りを極限まで抑え、鋼色の音色をひたすら紡いだ楽曲。
ねじが入る部品、インサート金物。金属切削ドリルと機械の軋む音。そのノイズをデトロイト色の強いトラックへとインサートした。極上のグルーヴをまとう都市のサウンドトラック。
鉄鋼アーム群の軋み、その腕を制御するモーターやポンプ、ギアの精密かつ正確無比なその動きが奏でる音を有機的にまとめあげた一曲。機械が織りなすポリフォニック・グルーヴだ。
降り注ぐ機械油と、きらめく金属があまりに美しい。ジリジリと戯れる歯車たちが放つ音。一瞬の静寂を愉しむような耽美的なアンビエント・トラック。緊張と緩和こそ工場の美だ。
回る。編む。捻り上げる。BPM160のジュークに合わせ、編組機たちが踊りだす。日本の技術の先端から、シカゴのストリートに投げられたリアル・ジャパニーズ・ハイテック・ジューク。
塩化ビニールの黒い塊が、高熱のスタンパーで押し潰され音盤となる。アナログレコードのプレス工程から生まれる様々なノイズ音を、極上のロー・インダストリアル・トラックに再構築した。
高速回転する金属が高い精度で切削されていく。人工衛星部品から医療機器まで、世界最高品質を誇る精密切削技術から生まれるノイズをNAO TOKUIが骨太なミニマル・ダブに再構築した。
工場に溢れるのは、セラミックスを加工する音。電子回路がセラミックスに印刷される音。その微細な音を、食品まつりが色彩豊かなハイブリッド・ダンストラックに昇華させた。
フィルター素材が、静かにラインを流れひたすら織り込まれていく。まるで生き物のように細かく繰り出される変拍子。その独特なグルーヴを浮遊感漂う硬質なトラックへと昇華させた。
均一に様々な色の溶液が塗布され、アンサンブルのように20層近くの多層膜がフィルムへと完成していく。「水系塗布技術」の工程がそのままフロアライクなテックハウスとなった。
金属、アクリル樹脂、LED、ABS、あらゆる素材が都市を彩るサインへと変貌する。レーザー加工機のしなやかなフレーズが、精緻でアーバンなハウスミュージックを奏でる。